【News】州内の麻疹混合ワクチン「MMRワクチン」の接種者増加

DOH reports uptick in MMR vaccinations

ハワイ州保健局は16日、子供を対象としたはしかの混合ワクチン「MMRワクチン」の接種者が今月9日から12日にかけて増加したと発表しました。

州保健局は8日、「海外から帰国したオアフ島の5歳以下の子供が、はしかに感染したことが確認された」と、発表しました。

感染が確認された子供は、はしかの予防接種を受けていなかったということで、州当局がワクチン接種の検討を呼びかけていました。

予防接種登録機関がまとめたデータによりますと、子供の感染確認発表後の9日から12日までの期間に、州内ではしかとおたふく風邪、風疹の混合ワクチン「MMRワクチン」を接種した人の数は、2倍に増加したということです。

州保健局は、集団免疫を獲得するためには、州内の人口の95%がワクチンを接種する必要があるとしていて、今後も接種率の状況を注視していく方針です。

はしかはウイルスによる感染症で、感染力が極めて強く、飛まつや接触による感染だけでなく、空気感染も起きることが知られています。

CDC=疾病対策センタ―によりますと、ことしに入ってアメリカ国内では、合わせて24の州で700人以上がはしかに感染したことが確認されています。