【News】ヒロで16歳の少年が警察車両に跳ねられた事故 遺族が警察を相手取り提訴
Family of Hilo teen fatally struck by police officer claims investigators lied in official report
ことし1月、ハワイ島のヒロの路上でスケートボードに乗っていた、当時16歳の少年が警察車両に跳ねられて死亡した事故について、遺族が警察を相手取り民事訴訟を起こしたことが分かりました。
遺族側は、「事故当時、現場は視界が悪く、少年を目視するのは困難だった」とする警察のレポートには偽りがあると主張しています。
ハワイ島ヒロのサミー・ムワレイさんは、1月5日午後10時半ごろ、ヒロのカピオラニストリートでスケートボードの乗っていて警察車両に跳ねられました。
ムワレイさんは、病院に救急搬送されましたが8日に死亡しました。
訴状によりますと、遺族側は「事故当時、現場付近の照明や視界に問題はなく、ムワレイさんはスケートボードに乗って自転車レーンを走行していた。
白い靴を履き、反射材が付いたズボンを着用していた」として、警察のレポートには偽りがあると主張しています。
一方、警察は事件について、「当時、現場付近は雨が降っていて視界が悪く、ムワレイさんは黒っぽい服を着ていた。目視するのは困難だった」としています。
また、警察は、「制限速度で走行している人を目視できる距離の平均は75フィートだった」と説明していましたが、遺族側が専門家に依頼して調査を行った結果、75フィート以上離れた場所からでも目視できたと主張しています。
訴えについて、警察はコメントを発表していません。