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【News】救助用浮き輪の重要性見直される

6月4日(火)チャイナウォールズで溺れた観光客の二人を救うために、地元の18歳の若者が救助用浮き輪(レスキューチューブ)を使用したことを受けて、ライフガードらはレスキューチューブがより多くの場所に置かれることを期待しています。ただ当局は、浮き輪を使用した場合でも911にまず電話するよう強調しています。

観光客を救助したカヒキナ・カリマさんによると、フロリダから来た観光客は当時チャイナ・ウォールズで地元の人が出していた警告に注意を払っていなかったようで、「彼らは上手に泳げると言って飛び込んだのですが、飛び込んだ時から苦しみ始めました。水面はフラットでしたがそれから波がきはじめたので、私は彼らに海から早くあがるように叫びました。 一人はあがってこれましたが、もう一人は水の中に残ってしまったので、救助用のチューブを投げ、男性は息ができなくなる前にそのチューブにつかまることができた」と当時の様子を語りました。

救助された男性は崖で頭を打って怪我をして病院に搬送されました。

当局は、カリマさんがそこにいたことは良かったとしながらも、最初のステップは911に通報することと述べています。

ホノルル・オーシャン・セーフティのカヴィカ・エッカート氏は、「地元の知識、海にいる地元の人たちは大きな助けになります。しかしまず911に電話してください。私たちは大体砂浜にいます。迅速に対応します。それから救助用のチューブを投げて、その後は崖から離れ我々を待って下さい」と述べています。

レスキューチューブは何千人もの命を救ってきました。4日の事故もチューブがなかったら男性は命を落としていたかもしれません。

ハワイカイ・ライオンズクラブは2024年1月に、東オアフにレスキューチューブを寄付しました。現在、オアフ島東部沿岸には20個の救助チューブが設置されています。

カヴィカ・エッカート氏は今後、他の団体もスポンサーとなって、島内に設置されることを望んでいます。