【News】ハワイ上院議員ら緊急避難路ガイドライン法案を提出
8 月にラハイナで発生した山火事災害を教訓に、
ハワイの上院議員が同僚議員とともに、
緊急避難を改善するため州および地方自治体の
交通ガイド ラインを作成する法案を提出しました。
この法案は、ハワイ州選出の⺠主党上院議員の
ブライアン・シャッツ、メ イジー・ヒロノ議員と、
カリフォルニア州選出のアレックス・パディラ、
ラテンアメリカ選出のビル・キャシディ上院議員によって提出されまし た。
シャッツ議員は「緊急事態において、避難経路は人々を安全な場所に
避難させるために絶対不可欠なものです。
この法案は人命救助の上で道路 整備に必要な支援です」と述べました。
近年、ハワイを含めアメリカ全土で山火事の威力が増し、
環境保護局によりますと、
山火事による年間の焼失面積は1980年代から増加しています。
ラハイナ火災とカリフォルニア州で発生したキャンプファイヤー火災は、
近年で最も地域社会に壊滅的な打撃を与えました。
どちらの場合も、限られた避難ルートで人々が
交通渋滞に巻き込まれ炎から逃れることができま せんでした。
ハワイ山火事管理機構の共同事務局⻑であるエリザベス・ピケット氏は、
「ハワイは避難経路に大きな問題がある」と述べ、
メージーヒロノ議員は、
「国内で自然災害や異常気象が頻発するなか、
地域社会が効果的で信 頼できる緊急避難路を確保することは極めて重要です」と強調しました。