【News】ラハイナの瓦礫60万トン

マウイ島ラハイナの山火事の瓦礫(がれき)を撤去するプロジェクトは、今後1年間で推定60万トンの灰や廃棄物を運び出すことを想定しています。16日から準備作業が開始されました。

このプロジェクトに要する費用は4,000万ドルで、連邦緊急事態管理局の資金援助を受け、陸軍工兵隊と請負業者のECC Constructors LLCによって実施されます。

推定20万トンの瓦礫(がれき)金属やコンクリートがリサイクルされる一方で、灰やその他の廃棄物40万トンは、一時的な保管場所としてオロワルの埋立地に運ばれます。

オロワルはラハイナから約5マイル南に位置しています。オロワルの埋立地を使用することについては先週金曜日にマウイ郡議会によって承認されました。マウイ郡のリチャード・ビッセン郡長は、この採決は被災者を元の土地に戻し、復興作業を前進させるための重要な一歩だとし、「長いプロセスになりますが、灰や瓦礫の一つひとつが注意深く包まれ、運び去られるにつれて、ラハイナの再建が一歩ずつ近づくのです」と述べました。

トラック1台分の瓦礫は、水をかけ、"ブリトー “ラッピングと呼ばれる

分厚い工業用プラスチックで固定され、瓦礫や灰が運搬中に空中に舞い上がらないように接着剤で密封されます。

このプロジェクトは1年間続く見込みで1年間で、推定40万トンの灰と瓦礫が運ばれる予定ですが、この瓦礫の量は5階建てのサッカー場5面分に相当し、セントラル・マウイにある埋立地での2年間の処分量とほぼ同じということです。