【News】マウイ郡長のテレビメッセージ

31日、マウイのリチャード・ビッセン郡長は、テレビメッセージでラハイナの山火事に対する行政の対応について話し、災害の規模を把握するために迅速に行動したとしつつも山火事がどれだけの規模で恐ろしい事態になっているかを把握するのに数時間を要したと認めました。郡長は、炎が町を切り裂いた翌日までラハイナで死者が出たことを知らなかったということです。

山火事による死者は昨日の時点で115人と発表されていますが、その多くは町から逃げようとして死亡しています。

郡長は「夕方、ラハイナの山火事の恐ろしさが明らかになりましたがその時点では程度と規模はまだ未知数でした。救急隊員が危険な状況で炎と闘っていることは知っていましたが、ラハイナで死者が出たことを知ったのは翌日、つまり8月9日の朝になってからでした」と話しました。

「人命が失われたことを実感し、打ちのめされました。命が失われたことを知った時のショックは言葉では表現できません。どれだけ破壊されたのかを理解するのも困難でした」と述べています。

今回の山火事とマウイ郡政府の対応については、ビッセン郡長の辞任を求める声があがっています。