【News】遊泳者の救助増加

観光が回復するにつれて、ホノルルのライフガードはより広範囲にわたる水の事故の対応に追われています。

ジョン・ティッチェン海洋安全チーフによると、ソーシャルメディアの普及でライフガードタワーのないような離れたビーチに行く観光客が増えたといいます。

ナナクリの “エレクトリック・ビーチ “として知られるカヘ・ポイントや、オアフ島ノースショアのシャークスコーブやスリーテーブル、イーストホノルルのチャイナウォールズ、カイルアのカラマビーチなどで、ティッチェン・チーフは「以前は知る人ぞ知るスポットだったのが、今ではインスタグラムで行き方を検索できるようになったので皆行くわけです」と話しています。コオリナ、カハナベイ、カエナポイント、そしてカイルア沖のモクルアのような沖合の島でも救助の数が増えているということです。

とはいえ、オアフ島で救助される人の多いスポットのトップ3は長年変わらず、

1位はサンディ・ビーチ・パークで年間平均800件、2位はワイキキで年間平均500件、3位はハナウマ湾で過去3年間平均300件となっています。

ハワイ州保健局のデータによると、溺死はハワイ住民の死亡事故原因の第5位で、交通事故による怪我に次いで、年間平均48件です。

溺死は観光客の死因で圧倒的に多く、そのほとんどが海での事故となっています。2013年から2022年までの海での死亡事故は792件、その54%が観光客で、住民は46%でした。

ライフガードたちは、ハワイカイのサンディ・ビーチ・パーク(通称サンディーズ)の危険性を警告するため、観光客に働きかけ予防措置をとっています。サンディーズはソーシャルメディアでも大きく取り上げられているため、多くの観光客がハナウマベイではないシュノーケリングスポットを探してサンディーズにたどり着いているようです。

ライフガードは、「我々のメッセージは変わりません。 サンディーズは初めていく人のビーチではありません。波が小さな時でもショアブレイクや潮の流れが危険なので慣れた人、エキスパートしか入れません。」と忠告しています。