【News】ハワイアンモンクアザラシ死亡 犯人についての情報提供に懸賞金

NOAA: Monk seal was intentionally killed on West Oahu beach

ことし３月、オアフ島の西部の海岸で、ハワイアンモンクアザラシ１頭が鈍器で殴られて死亡しているのが見つかった事案で、NOAA＝海洋大気庁が犯人についての有力な情報提供に懸賞金を出すことになり、協力を呼びかけています。

NOAAによりますと、懸賞金は５０００ドルです。

ことし３日１２日、オアフ島西部のオヒキロロビーチで、メスのハワイアンモンクアザラシ、「マラマ」が、鈍器で殴られた状態で死亡しているのが見つかりました。

「マラマ」は、去年５月、オアフ島東部のマナナアイランドで誕生しましました。

離乳のあと、栄養失調の様子が見られたため、海洋哺乳類センターが保護しましたが、ことし１月、体調が十分に回復したことから海に帰されました。

センターによりますと、海に戻った「マラマ」の体調は、良好だったということです。

NOAAは、「マラマ」について、「多くの人の心に寄り添うアザラシだった。非常に悲しく、大きな衝撃だ」と、発表しました。

そのうえで、「マラマ」を殺した犯人の特定につながる有力な情報提供に５０００ドルを支払うとしています。

情報は、NOAAのホットライン、800-853-1964で受け付けています。

そのほか、海洋動物やモンクアザラシがケガをしたなどの目撃情報については、海洋野生生物ホットライン、888-256-9840で受け付けています。