【News】カヌーレースのブロックでサンゴ礁損傷

国土天然資源局(DLNR)によると、50~60個のサンゴが重さ60ポンドのコンクリートブロックで損傷していることがわかりました。

このブロックは、5月27日(土)にカイルア・コナ沖のカイルア湾で行われるカヌー・レガッタのために海に設置されたものでした。

ケアウホウ・カヌー・クラブが主催するファウンダーズ・レガッタは、土曜日に28個中16個のブロックが生きたサンゴの上に落とされていることが判明し、一時レースが中断されました。その後、国土天然資源局のダイバーが潜ってブロックを撮影し、GPSで位置を確認した後に再開が許可されました。

DARウエストハワイの水生生物学者クリス・ティーグ氏は、「カヌーレースはこの40~50年、レーンフラッグを固定するために既存のブロックを使用していましたが、今回新しく設置されたものが被害をもたらしたようだ」と話しています。

DLNRは、「今回の損傷は、座礁した船や係留から外れた船による珊瑚の損傷被害よりも少ないことは確かです」と述べた上で、長期的には、レースがサンゴ礁に影響を与えないように、レースレーンに恒久的な係留ピンを設置する可能性について、カヌーレース協会と協力する予定と述べています。

さらに、DLNR委員長のドーン・チャン氏は「貴重な自然資源を守りながら、カヌーレースを継続できるような計画をみんなで考え出す」と付け加えました。