【News】エノキ茸のリコール

ハワイ州保健局は、州内で販売されているエノキ茸を自主回収(リコール)しています。このエノキは、台湾のきのこ生産協同組合が生産し、Jan Fruits Inc.が販売しているもので、リステリア菌に汚染されている可能性があるためリコールされることになりました。研究所による定期的なサンプリングの結果リステリア菌が検出されたものです。

エノキ茸はアジア料理でスープや鍋、炒め物などによく使われますが、このキノコに関連した疾病はまだ報告されていません。

保健局によると、リステリア菌に汚染された食品を食べると、生命を脅かすリステリア症にかかる可能性があります。この病気は主に、妊娠中の女性や、新生児、高齢者、免疫力が低下した人などが罹患します。

この商品は、7.05オンスの透明のビニールに入って販売されており、パッケージの裏側には緑色の文字で「Premium」と印字され、2つのQRスキャンコードとUPC 8 51084 00835 8という番号が表示されています。パッケージには、ロットコードや日付はありません。

保健局は、「この製品を購入した場合は、捨てるか、購入先に返却してください」と述べるとともに、もしこの製品を食べて、胃痙攣、下痢、嘔吐、吐き気、発熱などの症状が出た場合は、医療機関に連絡するよう忠告しています。

当局によるとリステリア症にかかった人は、一般的に発熱や筋肉痛があり、血流感染や髄膜炎を起こす可能性があるということです。症状は通常、数日以内に始まり、下痢を伴うことが多いのですが、食べてから2ヶ月後にリステリア症を発症することもあるということです。