【News】高層コンドで火災ひとり死亡
先週末、アイエアの高層コンドミニアムで発生した火災で、77歳の男性が死亡しました。犬2匹も死亡しました。
20日午前11時30分頃、パールリッジセンターの向かいにある33階建てのコンドミニアム「レレ・ポノ」で火災報知器2器が反応し、40人近い消防士が出動しました。消防がかけつけた時は29階の部屋が炎に包まれていました。火は午後1時までに完全に消し止められましたが、この火災でロバート・クラバルホさんが亡くなりました。この部屋に同居していたロバートさんの娘夫妻は当時家にいなかったということです。
レレポノに住む住人のJoe Gardnerさんによると、火を見てから20分後に警報が鳴ったので、住民、特に高層階に住む人の避難が遅れたと話しています。
消防当局によると、このアパートは、高層ビルにスプリンクラー設置を義務付ける1975年の市の条例以前に建てられたビルであったため、スプリンクラーが設置されていません。マルコム・メドラーノ消防隊長は、"この建物は、2017年に扱ったマルコポーロ火災と同様で1975年以前に建てられたため、スプリンクラーが設置されていないのです」と述べ、「しかし火災を発生場所に閉じ込めるためには、スプリンクラーを設置することがとても重要です。スプリンクラーを設置すると生存率が高くなるのです」と説明しました。このようなビルは、まだ約300棟ほどあるということです。
ホノルル市議会のトミー・ウォーターズ議長によると、昨年、建物にスプリンクラーを設置するための条例はコストの関係で20年延長することになりました。「スプリンクラーは大変良いアイデアですが、同時にとても高いのです」と話しました。
ウォーターズ議長は、今年中にこの条例の公聴会を開く予定ということです。