【News】2023年度州議会始まる
ハワイ州議会は17日、2023年会期の幕を開けました。
コロナの影響で約3年間入場が制限されていた州議会議事堂ですが、第32回立法議会の開始に合わせ17日から一般公開が始まりました。
スコット・サイキ下院議長は、「州議会議事堂の再開と対面式会議が再開し、住民に利用しやすいものとなりました」と述べ、パンデミックを乗り越えた議員や聴衆をねぎらいました。
開会式は、華やかで大勢が集まり明るい雰囲気に包まれました。
今回の州議会の議題の上位は、税制改革と早期教育で、最も注目されるのは、余剰資金をどう使うかです。両議会では、中産階級や低所得者の減税、手頃な価格の住宅への資金援助、公立幼稚園の無料化などに対し、両院でそれらのための支出を公約しました。
ロナルド・コウチ上院議長は、シルビア・ルーク副知事の就学前児童の教育計画について、すでに2億ドルの追加資金が計上されていると述べ、現在、プリスクールやチャイルドケアにお金を払っている家庭は節約になり、私立のプリスクールに通えない家庭には大きな利点があると説明しました。
一方で、コウチ氏は知事が計画している観光客が到着した時に課税するという案について、人気のある公園で徴収すべきで、そうすれば2000万ドルから4000万ドルを調達できると述べました。それに対し、グリーン知事は議論することに前向きな姿勢を示しました。
そして、共和党は、生活費への対応や、所得税の廃止など、より広範な税制改革を求めました。