【News】公園施設の破壊損壊に対応する補修費用が急増
過去6年間、市の公園に対する損壊、破壊行為に対する補修費用が急増した後わずかに減少したものの再び増加傾向にあります。
2017年度にホノルル市の公園・レクリエーション部は、公園やガーデンの破壊行為への対応に201,584ドル(およそ2937万円)を支出しました。そして、2020年度は351,840ドル(およそ5126万円)と急増しました。そして2021年には315,042ドルにわずかに下落しましたが、2022年には再び増加に転じ339,393ドル(およそ4945万円)となっています。
広報担当のネイト・セロータ氏は、「破壊行為は我々の部署では絶え間ない問題で、落書き、配管の詰まり、トイレの備品の破損/故障、樹木の傷/破壊、施設への放火など、さまざまな破壊行為があります。これらの問題に迅速に対処できる専門のメンテナンス職員がいますが、彼らがそちらで仕事をすると、他に予定されたメンテナンス業務が停止してしまします」と説明しました。
最近の事例としては、9月23日に起きたミリラニの9本の木の破壊がありました。木の‘植え替えにかかる費用は人件費と維持費を含めて1本あたり1,750ドルと推定しており、9本すべてで15,750ドルとなる。市は植え替えを考えていますが、最初にどこに木を植えるのかを決めるのに多大な労力がかかるということです。都市林業部の専門家が、既存のインフラ、気象条件、その地域に既にある植物、木から落ちる葉の種類などを考慮して、植樹する場所を決定します。木が成長し、地域社会がその木の存在に感謝するような最高の機会を提供するためということです
公園・地域サービス委員会の委員長であるホノルル市議会のオーギー・トゥルバ氏は、「この2年間、COVIDの制限により、公園は十分に活用されていません。公園施設が閉鎖されると、不要な不法占拠者や違法行為を引き寄せるようになるのです」と話しています。