【News】女性の権利擁護を求めて議事堂前でデモ

今年初めに連邦最高裁判所が下した ロー対ウェイド判決を覆す判決の余波で、8日(土)朝、約200人がハワイの州議会議事堂に集まり女性の権利を擁護すると訴えました。

デモ行進の先頭を行く参加者は、"今すぐ全米で中絶を合法化しよう “という大きな横断幕を掲げ、その後ろでは、リプロダクティブ・ヘルスケア(性と生殖に関する医療)の改善を支持するプラカードを振る人もいました。これは、中絶権推進派が数千人集まったワシントンDCでのWomen’s Wave Day March(女性の波の日行進)や、11月の中間選挙を前にした全米各地の集会と時を同じくして開催されたものです。

中絶する権利はハワイの法律で成文化されています。

州知事候補でもあるジョシュ・グリーン副知事は、リプロダクティブ・ライツへの支持を示し、"世界が課題を抱えています。男性が女性を虐待し、人々の権利が奪われ女性の権利が脅かされているのを目の当たりにしています」と話ました。

グリーン氏は8月の予備選挙で民主党の指名を受け、11月8日の総選挙では、共和党のジェームズ “デューク"アイオナ候補と対決します。最近のテレビ討論会では、グリーン氏は中絶できる事を支持し、アイオナ氏はそれに反対する立場をとっています。

ホノルル・スター・アドバタイザー紙とのインタビューで、グリーン氏は、当選したら、州内に設立された保健センターへの資金援助と支援を増やすと話していま