【News】警察官発砲で男性死亡は正当防衛

2019年にキャンベル・インダストリアル・パークで、ホノルル警察官が27才の男性に発砲しその男性が死亡した事件に関して、ホノルル市のスティーブ・アルム検察官は20日、正当防衛だったと発表しました。

この事件は、当時警察官が無謀運転でダナ・ブラウン27才を追跡逮捕しようとしていました。しかし、ブラウンは、キャンベル・インダストリアルパークで狩猟用ナイフを持って警官に突進したため、警官が発砲したものです。

アルム検察官は昨日の記者会見で、発砲に至るまでの状況を、警察官が装着していたボディカメラの映像を公開して説明しました。映像には、ブラウンが警官の「武器を捨てろ」という命令を何度も無視する様子が映っていました。またブラウンが警官に向かって “撃て “と言っているところも映っていました。

警官は、最初ブラウンにテーザー銃を発射しましたが、2回とも効果がなく、その後ブラウンがナイフを持って突進してきたため、警官1(いち)が、3発発砲したということです。アルム検察官は、この警官の証言は目撃者によって裏付けされており、警官は何度も殺傷力のない手段を使おうとしていた と説明しました。

その上で、ブラウン氏の死を招いた行使は正当化される。それはブラウン氏の責任であると締めくくりました。