【News】夏の乾燥・干ばつで山火事に要注意
夏の間、日照りで乾燥し、より多くの山火事や藪火事が発生する可能性があるとして、当局が住民に注意喚起しています。
6月2日時点で、カウアイ島は干ばつ、オアフ島、マウイ島、ハワイ島の大部分は、中程度以上の干ばつとなっています。
ホノルルの気象予報事務局の気象予報士、デレク・ウロー氏は昨日の会見で「乾燥した状況は10月おそらく11月まで続くと予想される」と話し、住民に火災を予防するためにそれぞれ自分の役割を果たして注意するよう促しました。
先週の木曜日、クアオカラ森林保護区で、2エーカーの山火事が発生したばかりです。専門家は、ハリケーンシーズンによる風も加わり、山火事が拡大する恐れもあると 警告しています。
当局によりますと、山火事対策は、生活環境を改善することにもつながります。山火事の消火に使われる消火栓には、家庭用と同じ水が使われていて山火事を防ぐことは、水の節約にもなります。山火事を防ぐことは、森林を守るためにも重要です。島固有の生態系が崩れ、森林が草原へと変わってしまう可能性もあるからです。
<山火事を予防するために住民ができる対策>
– 家の周りの草や木を刈る。
– 雨どいや屋根のゴミや、がれきを取り除く。
– 屋外で調理をする場合は、家や車から距離をとりましょう。
– 車道は消防車が通れるような幅を確保しておきましょう。
– 花火やキャンプファイヤーは避けて下さい。
– キャンプやハイキングの際は、水を多めに持ち、車には消火器を積んでおきましょう。