【News】イオラニ宮殿でエリザベス女王を祝賀

エリザベス女王の即位70年を記念するプラチナ・ジュビリーで世界中が祝賀ムードに包まれていますが、ハワイも例外ではなく、イオラニ宮殿では2日、英国王室とハワイ王国の長年の絆を示す祝賀行事が行われました。

2日、イオラニ宮殿の敷地内では、さまざまなイベントが行われました。ジュビリービーコン(Jubilee Beacon)「かがり灯」の点灯は、世界中で点灯している3,500個のうちの1つで、女王陛下の光を象徴しています。会場には、王室ファン、太平洋諸国を代表する英連邦のメンバー、ハワイの王立協会が出席しました。トリー・ライティラ(Tory Laitila)さんは、「Ola ka mo’i wahine I ke Akua. God save the queen"(女王陛下をお守りください)と述べました。

エリザベス女王が初めてハワイを訪れたのは1963年で、フィリップ王子を伴って、フィジーに立ち寄った後、ハワイを訪れました。当時のジョン・A・バーンズ・ハワイ州知事が出迎えました。その後1975年にもハワイを訪問されています。

ハワイとイギリスの絆は強く、エリザベス女王が王位につく前から、ハワイのアリイ(ハワイ王朝の王族)はイギリス王室と強く結ばれていました。

ヌウアヌにあるクイーン・エマのサマーパレスには、ヴィクトリア女王が贈った祝杯が展示されています。カピオラニ女王とリリウオカラニ女王は、1887年に開催されたヴィクトリア女王のジュビリーにも招待されています。

一方ハワイの君主として初めてロンドンを訪れたのは、1824年のカメハメハ大王とその妻カママル王妃で、イギリス国王ジョージ4世に会い、ハワイの特別な保護を求めたということです。