【News】ハワイ州感染者増は6月にピークと予測
ハワイ大学の研究者グループが、最近のコロナの感染者の急増について、6月にピークを迎えると予測しています。
疫学者と科学者で構成されるハワイ・パンデミック・アプライド・モデリング・ワークグループ(HIPAM)は、ホノルルの新規感染者数が、6月の最初の3週間で3,500から4,000人とピークに達すると予測しています。このグループは、「報告された検査の量や陽性率を正確に評価することは難しいけれどもハワイ州内で患者数と入院者数が急増している」としています。
オミクロンの変異株BA.2が増加していることに加え、ワクチンの効果が薄れて来ていること、それに再感染が加わって、7月には再び増加する可能性があると指摘しています。マスク着用義務やセーフトラベル・プログラムなどの規制が無くなったことも要因となっているということです。現在、ハワイで流行しているコロナウイルスの大部分は、オミクロンの変異株BA.2ですが、別の変異株BA.2.12.1が4月末現在で約15%を占めています。これはBA.2の約1.3倍の感染力があるとみられています。
HIPAMによると、重症例や集中治療室での入院が大幅に増加しているわけではないものの 高い感染力の結果として入院も増加しているということです。
最悪の場合、ホノルルでの入院患者数は今月末までに1日200人を超え、6月下旬には225人を超えると予測されています。