【News】水汚染:州の命令に不服

オアフ島のレッドヒルの海軍の水道システムから石油系燃料が漏れ出すなどした問題を巡って、アメリカ国防総省は31日、ハワイ州議会の代表が決定した「燃料貯蔵施設を空にするように」とした緊急命令に対し、不服を申し立てると発表しました。

国防総省のキャスリーン・ヒックス副長官は、声明の中で、「知事と話し合うなど交渉が進行中で、控訴は、州政府が設定した期限の水曜日に、連邦及び州裁判所に提出される」と述べました。

その上で、ヒックス副長官は、「証拠に基づいた透明性のある決定を下す時間ができる。法的な手続きが必要になるが、問題の解決策に向かってハワイ州当局と協力していく」と強調しました。

ハワイ州保健当局は、国防総省の発表について、「海軍と州民の信頼関係を損なうものだ」として、燃料貯蔵施設の安全を海軍に求めるため、法廷で戦うとしています。