【News】ハワイ王国の転覆から129年の行進
Onipa’a march through Honolulu marks 129 years since illegal Hawaiian Kingdom overthrow
ハワイ王国の違法な転覆から129年を迎え、オニパアの行進がホノルルで行われました。
警察の護衛と許可されたCOVIDプロトコルの下で、
300人以上の人々が17日昨日月曜日、オニパアの平和行進のために歩きました。
ヌアヌのマウナアラにある王立霊廟から行進はスタートし、ホノルルのダウンタウンを通り抜けました。
1893年1月17日は、ハワイ王国の違法な転覆の日です。
リリウオカラニ女王が投獄されていたイオラニ宮殿の敷地に入った行進者たちに、ハラウが挨拶しました。
ハワイの活動家ラナキラ・マンガウイル氏は、
月曜日のイベントは、政治的および経済的抑圧、虐待された土地、保護されていない海などの気づきをもたらすと言います。
主催者はまた、行進と共に、ハワイの権利の象徴であり、
有名な学者かつ活動家でもあるハウナニ・ケイ・トラスクさんの記念碑も設置しました。
彼女が昨年7月に亡くなって以来、最初の公の記念碑です。
今回の行進の主催者であり、トラスクさんの学生の1人であったヘアラニ・ソノダ・パレさんは、
「1993年1月17日、転覆100周年のとき、野外ステージでのトラスクさんの有名な演説は
”私たちはハワイアンとして死にます。私たちはアメリカ人になることは決してありません!”
という熱烈なスピーチでした。」
「恐れを知らぬ声で、主権を獲得するために私たちがしなければならないことをする勇気を与えてくれました」
とソノダ パレさんは言いました。
「彼女の怒りの声は私たちの今、私たちの精神を活性化し、私たちが活動を続けるための燃料となります。
彼女の声を聞くことは、何世代にもわたってハワイの人々に刺激を与え続けるでしょう」
とマンガウイルさんは話しました。
過去数年間、数千人が行進に参加しましたが、今年もまた、コロナ禍で縮小され、
インターネット上でストリーミングされました。
歴史:
カラカウア王の死を受け急遽8代目の女王になったリリウオカラニは、2年後の1893年1月にはハワイアンの人々の復権を求めて新憲法を発布しようとして阻止され、王権反対派や新米派の力に屈するように王権を放棄せざるを得なくなりました。この時点で王国は終わりを告げるのですが、当時の米国大統領クリーブランドはハワイの併合を承認せず、ハワイはその後も共和国として存続しました。しかし、1897年になると米国では民主党のクリーブランドから共和党のマッキンリーへの政権交代がなされ、新大統領はハワイ併合法案に署名するに至ります。その結果1898年8月にはイオラニ宮殿でハワイ国旗が降ろされ、代わって星条旗が掲揚されました。カメハメハ大王により統一されたハワイの島々は、約一世紀を経た後、アメリカ合衆国の領土へと変容していきます。