【News】陸軍医療センターの元医師 女性患者に不適切な行為で告発 州連邦議員らが徹底調査を求める書簡送付

Hawaii’s congressional delegation calls for investigation of former Tripler doctor

オアフ島のトリプラー陸軍医療センターで、婦人科の医師の男が女性患者に不適切な行為をしたなどとして告発された問題で、ハワイ州の連邦議会議員らが国防総省に対して書簡を送り、徹底的な調査を行うよう求めたことが分かりました。

トライプラー陸軍医療センターの婦人科の医師、ブレイン・マグロウ少佐は、2019年から2023年にかけて、女性患者の体を触るわいせつな行為をしたり、体を動画で撮影するなどしたとして告発されています。

この中で、被害者とされる女性の1人は、「骨盤検査の様子を携帯電話で録画された」などと訴えています。

ハワイ州選出の連邦議員らは、国防省のへグセス長官に対して「少佐は、軍兵士や軍兵士の配偶者の診察を任されていた。国防総省は、不正な行為を防ぐことが出来なかったことについて説明責任がある。包括的な調査を行い、証拠が確認された場合は軍の法律に基づき最大限の範囲で起訴してほしい」との書簡を送りました。

また、陸軍に対しても、不正行為を放置したとして緊急の調査を求めるとしています。

一方、少佐の弁護人は、「告発は誇張されている」などと主張しています。

当局によりますと、マグロウ少佐は職務停止処分を受け、現在テキサス州で暮らしているということです。