【News】カマカ航空の小型貨物便事故 国家運輸安全委員会の調査チームが現地で調査開始
オアフ島のダニエル・K・イノウエ国際空港を離陸したカマカ航空の小型貨物機が離陸直後に近くのビルに衝突して、パイロット2人が死亡した事故で、事故原因の究明に向けてNTSB=国家運輸安全委員会の調査チームが現場で調査を開始しました。
17日午後3時ごろ、ダニエル・K・イノウエ国際空港を離陸し、ラナイ島に向かっていたカマカ航空の貨物便689便が離陸直後に着陸し、近くのビルに衝突して炎上しました。
この事故で、乗っていたパイロット2人の死亡が確認されました。
死亡したのは、ハイラム・デフリース・サロニットマンさんと、プレストン・カルヒワさんです。
連邦航空局によりますと、2人とも商業パイロットの資格があり、カルヒワさんは教官の資格も持っていたということです。
墜落前、パイロットが管制官との交信で「エンジンのコントロールが不能になった」と伝えていたことがわかっています。調査チームは、衝突前のビデオ映像の確認や、関係者への聞き取りなどを行い、事故原因の究明を進めることにしています。
NTSBによりますと、事故の予備報告書を示すのは、およそ1ヶ月後で、事故原因や再発防止策などをまとめた最終的な報告書の作成には、1年以上かかる見通しだということです。