Slider

【News】重体の24才の消防士死亡

マウイ郡は4日、先週の豪雨で排水路から海へ流され重体となっていた24歳のマウイ島の消防士が死亡したことを確認しました。

亡くなったのはトレー・エヴァンス・デュマラン(Tre Evans-Dumaran)さんです。

1月27日に大雨の影響で南マウイの住宅が浸水したという通報を受けて消防署員が出動し、その作業中にトレーさんはワイアポ通りの排水路に吸い込まれた後、濁流に巻き込まれ、排水路が海に注ぎ込む地点までおよそ800ヤード(およそ730m) 流されたものです。この事故発生以来トレーさんは、マウイ・メモリアル・メディカルセンターのICU(集中治療室)に入院していました。

母親であるチェルシー・エヴァンスさんは、土曜日の午後、地域の皆さんのアロハに感謝を伝えました。チェルシーさんは声明の中で「この苦しい時に溢れんばかりの愛を注いでくれた地域社会の皆様に心から感謝します」と述べました。その上で「息子は家族や消防士のみんな、それに友人の愛に有難うと言いたいと思います。そして自分にしてくれたように、これからも皆さんが人を救うために献血してくれることを望んでいることと思います」と綴っています。

マウイ島のリチャード・ビッセン郡長は声明で、遺族に追悼の意を表し、「この訃報を聞いて私の心は悲しみに満ちています。緊急対応要員は、コミュニティや人を助けるために自分の命を危険にさらしています。彼の死は、彼らの勇気ある仕事を思い起こさせてくれました」と述べています。

またブラッド・ベンチュラ消防署長は、「私たちは皆さんの深いアロハを感じています。トレーは消防士であること、そして共に働く仲間を愛していました。地域社会に貢献することは、彼にとって自然なことだったのです」と話しました。