【News】マウイの衝突死亡事故判決公判と家族の悲しみ
With the victim’s family in court, woman who caused deadly 2019 crash sentenced
2019年にマウイで発生した衝突事故で、
飲酒運転をしていた被告の判決公判が26日(月)に行われ、禁固2年が言い渡されました。
この事故は2019年6月、酒とマリファナで酔ったリンゼ−・ジオ被告が
運転する車がスピードを出してハイウェイを逆走し、乗用車と激突、
衝突された車に乗っていたハンナ・ブラウンさん(当時19才)が死亡しました。
被告は事故の記憶がないと証言しましたが、
目撃者によりますと被告はハイウェイを時速90マイル以上で逆走していたということです。
亡くなったブラウンさんの両親は法廷に姿を見せ、父親のエベレットさんは、
「一人娘を失い、自分が娘なしでこうして生きていることが理解できない、
私もあの日に死にました」と話しました。
また母親のシャリーンさんは、
「あの朝、1週間後の私の40歳の誕生日の計画を立てるはずでしたが、
代わりに、娘の葬儀の計画を立てることになりました」と話しました。
ジオ被告には、過失致死に対する司法取引で、
2年の刑期に加え、10年の執行猶予が設けられました。
ジオ被告は泣きながら、被害者家族と自分の家族や地域に対し、
恥ずかしさと悲しみ、自責の念を表したあと、「私が代われれば良かった」と話しました。
公判後、亡くなったブラウンさんの母親のシャリーンさんと、
被告の母親は抱き合って涙を流し、
「お酒を飲んで運転をしている人はこれを教訓として学んでほしい、
みな私達のような思いをしてほしくない。人生の中で人を失う事も、
誰かの命を奪うこともしたくないでしょう」と訴えました。
ジオ被告は、禁固刑と執行猶予の他に、運転免許は一生剥奪され、
飲酒運転の危険性を人々に伝えるために2000時間を費やさなければなりません。