【News】ハワイの海洋生物保護を注意喚起

NOAA(米海洋大気庁)とハワイ州土地天然資源局の関係者が16日会見を開き、ハワイの貴重な海洋生物を保護し尊重して欲しいと注意喚起しました。

オアフ島では先日観光客がビーチで絶滅危惧種に指定されているハワイアンモンクシール(あざらし)を触っているところをSNSに投稿し拡散されました。ノースショアでは、ラニアケア・ビーチで観光客が海亀に触ったり、乗ったり、蹴ったりする所が目撃されています。観光客の中には海亀が絶滅危惧種であることや保護されていることを知らない人もいます。これはクラスCの重罪で最高5万ドルの罰金と懲役が課せられることもあります。

関係当局によりますと、この2週間で、野生動物保護に違反した報告が31件入っており、ハワイアンモンクシールに触る行為(2件)、海亀に触ったり餌を与える行為(10件)、イルカを追いかける行為(2件)などが含まれています。

ハワイで海洋生物を見かけた場合、海亀は10㌳(約3㍍)、ハワイアンモンクシールは50㌳(約15㍍)、イルカ50㍎(約45㍍)、クジラ100㍎(約90㍍)の距離をとらなければなりません。またNOAAは、ハワイアンモンクシールの母子との距離は150㌳(約45㍍)とるよう勧めています。