【News】TSAによる客室乗務員への護身術訓練再開

ワクチン接種者の数が増加し、ハワイへの観光客も増加していますが、TSA(運輸保安庁)は今月、客室乗務員の護身術の訓練を再開しました。これは今年に入ってこれまでの6ヶ月間で、手に負えない攻撃的な乗客の苦情が62%増加していることを受けたものです。

この護身術のプログラムは、パンデミックにより一時停止されていましたが6月29日の時点でTSAは手に負えない乗客の報告を3,210件受けており、そのうち捜査が行われているのが491件、強制執行に及んだケースは61件にのぼっています。2019年と2020年は329件でした。

客室乗務員への暴行や脅しなどは連邦犯罪で、有罪となれば民事上の罰則、刑事上の罰金、懲役刑が課せられる可能性があります。ハワイアンエアラインが今年に入って報告した悪質な乗客の件数は256件で、116人の乗客が1年以上の登場禁止処分を受けているということです。