【News】今年に入って山や海からの救助要請急増
今年に入ってオアフ島内で海や山で救助された割合が急増しています。
ホノルル消防署のデータによりますと、2019年の同時期と比較すると今年は34%も増加していることがわかりました。
ホノルル消防署のクリフォード・カライ・ミラー・キャプテンは、「ハイキングは自分の肉体的能力(限界)を自覚しなければならない」と注意を促しています。たとえ比較的登るのが簡単な ダイアモンドヘッドであっても、トラブルが発生しています。
今年に入ってホノルル消防署からは、オアフ島内の63のユニット(部署)と1000人近い消防士と職員が出動しています。また今年に入ってからの救助要請は348件にのぼり、その中には違法なトレイルでのハイキングも含まれています。348件の救助要請中、旅行客からの要請は42%、住民からの要請が39%でした。要請の中で最も多かったものがハイカーからの要請で、高角度のレスキューでした。続いて遊泳や水のレクレーション、海や川、船ボートなどのウォータークラフト、陸地、高波による救助と続いています。
ミラーキャプテンは、「海や山に行くことの楽しさを感じていることはいいのですが、どんなハイキングコースにも危険があり、ハイキングする人(のレベル)によっては困難なこともあります」と話しています。
パイロットのダスティン・ハリス氏は、「ソーシャルメディアが間違った情報を流している事が大きな原因で、メディアを通して美しい景色の写真を見る事が出来ますが、そこに行くまでの距離や深さ、どれだけのリスクがあるかは写真では理解できないでしょう」と話しています。
消防は、ハイキングに出かける前はそこがどのような場所かを調べて、水分をとって、日没前に戻るように心がけてほしいとアドバイスしています。