【News】機内で乗客が業務妨害で罰金

FAA(連邦航空局)によりますと、2020年12月にハワイのホノルルからシアトルに向かっていたデルタ・エアラインの機内で乗務員に危害を加えるなどして業務妨害した乗客に罰金を課すと発表しました。

ハワイからシアトルに向かっていた便での傷害事件は、2020年12月23日に発生しました。コックピットのドアを開けようとした乗客をフライトアテンダントが制止しようとしましたが、乗客は言うことを聞かずアテンダントの顔を殴ったり床に押し倒すなどした挙げ句、乗客を押さえつけようとしたので訴えてやると脅しました。この乗客はアテンダントからプラスティックの手錠をかけられましたが、しばらくして自分で手錠のひとつをはずしてアテンダントを殴ったということです。この乗客はシアトルに到着後、警察に引き渡され勾留されました。

FAAは乗客がフライトを妨害したりフライトアテンダントの指示に従わないことに対しフライトの安全に関わるとして厳しく取り締まっています。

この便以外にもアメリカ国内の機内で発生した同様な事象 、合計4件で、乗客が支払う罰金は9,000ドルから52,500ドルとなっていますが、このハワイ発シアトル行きの便での業務妨害・傷害事件の罰金が最も高く52,500ドルです。