【News】ハワイで英型変異株確認
感染の勢いが通常の新型コロナウィルスより60%強いイギリス型変異株が旅行歴のないオアフ島の住民から確認されました。
ハワイ州保健当局者は今週初めに、イギリス型のB.1.1.7として知られる変異株は新型コロナウィルスに比べ60%以上感染力が強いとされるため、感染が広がる前にできるだけ多くの住民がワクチンを接種できるようにと警戒を強めていました。
ハワイ州保健局の研究室が確認したのは、イギリス型の変異株4例ですが更に他の検体も調べ確認しています。尚、保健当局によると、ハワイではデンマーク型のL452R変異株も9例発見されていますが、デンマーク型は他に比較すると感染の速さや強さは低いとされています。
変異株が拡大していく場合、これまでハワイ州はワクチン接種の目標を住民の60−70%としていますが、80−90%に引き上げることになるかもしれません。
ハワイでは5日、新たに101人の感染者が確認され、これまでの感染者の累計は26,286人、死亡者の累計は前の日と変わらず410人です。
グリーン副知事は、「イギリス型変異株についてこれは感染拡大の可能性があるので住民は油断せず感染予防に心がけて下さい」と述べ、いげ知事は「変異株と戦うためにはとにかくマスクを着用し、人との距離をあけ、手洗いをする、具合が悪い時には外出を避ける、などこれまでと変わらない感染予防が必要です。この週末はスーパーボールサンデーですが大勢の集まりを避け、家で家族と楽しんで下さい」と忠告しています。