【News】コロナの影響で公判審理が停滞

マーク・レクテンワルド主席判事は27日の州議会の報告の中で、オアフ島内の殺人事件などの公判が新型コロナウィルスの影響で前に進まず、複数件停滞していると述べました。

定例の司法演説の中で、レクテンワルド判事は、パンデミック以前のような割合で裁判を行うことができていないと説明しました。新型コロナウィルスへの感染予防対策の規制により裁判所の部屋の大きさが制限されているためと、

予算を抑えなければならず、大きな部屋を借りることができないためということです。

現在オアフ島だけで2200件の公判が滞っており、他の島も数百件にのぼっています。更に、オアフ地方裁判所は、パンデミックによる緊急事態の規制に違反した違反者に出された召喚状の数が6万を超えており、前年の2万件に比べると莫大な増加となっています。

レクテンワルド主席判事は、州知事に司法裁判に関する予算を削減しないよう要請しました。