【News】昨年の死亡事故を受け、違法花火取締のため 今年最後の花火買い戻しイベントを開催

大晦日まであと数週間。死者を出した昨年のアリアマヌ花火爆発事故を受け、法執行当局は違法花火の取り締まり強化に着手しており、11月23日にワイパフで、住民が違法花火を合法的に処分できる花火買い戻しイベントを開催しました。

当局によりますと、ワイパフにあるホノルル警察の訓練施設で行われた買い戻しイベントには、700ポンド(約320kg)以上の花火が持ち込まれ、無条件で回収。代わりに食料品のギフトカードが配布されました。回収された違法花火の約10%は、許可証を取得したプロのみが所持できる種類のものだったとのことです。

法執行局のマイク・ランバート局長は、買い戻しの目的は「全員に合法的に処分する最後のチャンスを与えること」だと述べ、今後は一切の言い訳は通用せず、罰則には重罪や数万ドルの罰金が含まれる可能性があると強調しています。

ランバート局長はまた、土地所有者や不動産所有者が、自らの敷地内で違法に花火を使用した場合、自身が責任を負うことになり、未成年の子供が花火を打ち上げた場合、親が責任を問われる可能性があることも付け加えました。

当局は、DLE(運輸省)がホノルル警察と連携し、ドローンを活用して港湾検査を実施し、大晦日の前に取り締まりを強化すると述べています。

罰則は、25ポンド(約11.3kg)の違法花火を所持していた場合、C級重罪に問われ、最長5年の懲役、50ポンド(約23.3kg)の場合はB級重罪に問われ、最長10年の懲役と最高2万5000ドルの罰金が科せられる可能性があるとのことです。