【News】ハワイで移民摘発が相次ぐ

Immigration arrests surge in Hawaii as federal agents target courthouses

ハワイで移民の摘発が増えているとの報告があります。

先週カウアイ島で44人が拘束されたのをはじめ、州内では裁判所に出頭した移民がその場で逮捕されるケースも相次いでいるということです。

情報公開請求に基づく最新の報告によりますと、今年上半期の逮捕件数は153件にのぼり、前年同期の41件を大きく上回りました。強制送還も1月から7月の間で96件に達し、昨年の6倍以上に増加しています。

支援団体によりますと、移民当局が誤って教師の自宅を捜索したり、ラハイナ火災の被災地周辺では、被災者支援ではなく、移民の取り締まりを目的に巡回したりする事例もあり、地域で不安が広がっています。特に不法入国者の場合、保釈が認められず、拘置されたまま裁判を待ち、その後国外追放となるケースが多いということです。

また、州裁判所の周辺で移民が摘発される事例も増えており、交通違反の支払いや軽い罪で出頭した際に拘束されるケースも報告されています。こうした摘発の増加により、合法的に滞在している移民までもが警察や司法機関に助けを求めることをためらう傾向が強まっており、支援団体はハワイの地域社会では恐怖と不信が広がっている、と警鐘を鳴らしています。