【News】ハワイ島内の飲み水から「PFAS」に属する「PFOS」を検出
PFOS detected in Pepe‘ekeo water system during drinking water testing
人への有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」について、ハワイ郡水道局がハワイ島内の全域で行った水質調査の結果、クライマノの井戸Aの地下水から「PFAS」に属する「PFOS」が検出されました。
郡水道局は、調査結果についてハワイ州保健局に届け出たということです。
郡水道局によりますと、検出された「PFOS」の値は2.6ナノグラムから3.0ナノグラムと微量で、EPA=環境保護庁が定める水1リットル当たり4.0ナノグラムとする安全基準値を下回っています。
EPAによりますと、「PFAS」は人工的に作られた有機フッ素化合物で、水や油をはじき熱にも強い特徴などから、カーペットや衣類、食品の包装紙、フライパンのコーティングなど様々な製品に幅広く使用されていてきました。
「PFAS」に属する、「PFOS」などの有害性が指摘されています。
郡水道局の関係者は、水の安全性を確認することが重要だとして、「今年12月末までにハワイ島内の60カ所以上の地点で、水のサンプリングテストを実施する予定だとしています。
また、「水道局が供給する水道水は、連邦・州の安全基準を満たしている」とした上で、PFASを処理するため、有機化合物を吸着・回収できる活性炭を使った試験を、来年の初めごろに行いたいとしています。