【News】日曜朝のカピオラニ公園にツアーヘリコプターが不時着

日曜日午前8時頃、ワイキキのカピオラニ公園にヘリコプターが着陸し、周囲の人を驚かせました。着陸したのは、ツアー会社レインボー・ヘリコプタース社所有のヘリコプターで、同社はヘリコプターが予防着陸を行ったことを発表しています。

予防着陸とは、悪天候、燃料不足、技術的問題など、何らかの問題が発生する可能性がある場合に実施され、パイロットは、予防着陸の安全性と、空港まで飛んで着陸するのでは、どちらが安全かを瞬時に判断し、無事着陸ができるよう的確な判断とテクニックが要求とされます。この日の朝は、ラクロスのクリニックが開催されていた場所の近くに緊急着陸しましたが、公園にはほとんど人はおらず、負傷者や被害の報告はありませんでした。

カピオラニ公園の広さは300エーカーといわれ、何らかのイベントが開催されている以外は着陸時の安全を確保しやすい場所であると航空専門家も述べており、昨年も小型飛行機がこの公園で緊急着陸を行いましたが、その時もけが人はなかったとのことです。

レインボー・ヘリコプターズ社は、今回の予防着陸に対し、「乗客乗員の安全を最優先に考え、予防着陸を実施するに至りました。パイロットのこの決断と行動を高く評価しています。当社は、当社の企業文化と安全管理システムに基づき、今回の事象とその状況について徹底的な調査を実施いたします」との声明を発表しています。