【News】軍当局が軍事訓練施設として使用してるハワイの土地のリース契約更新を進める方針 一方ネイティブハワイアンの団体は反発

Native Hawaiians fight for sacred lands as military leases near expiration

アメリカ陸軍のハワイ駐屯地当局は、軍事訓練施設として使用している土地の新たな借地契約交渉を巡って、陸軍のドリスコル長官が今月下旬に再びハワイを訪れハワイ州のグリーン知事と協議する予定だと発表しました。

だた、詳細については、明らかにしていません。

これについて知事側は、公式な連絡は受けていないとしています。

ドリスコル長官は、6週間前にハワイを訪れて、国の安全保障のため、軍の借地契約について早急に更新する必要があるとして、グリーン知事と協議を行ったばかりです。

一方、ネイティブハワイアンの団体は新たな契約交渉について、「早急な手続きを行うべきではない」と訴えています。

軍が現在、軍事訓練施設として使用しているポハクロアやマクア、カフクなど州が所有する土地は、ネイティブハワイアンの聖地とされていて、およそ4万エーカーの借地契約は、2029年に期限切となります。

きのう、ハワイ先住民団体のリーダー40人余りがイオラニ宮殿に集まり、貸地の返還を求める抗議活動を行い、「新たな契約交渉を早急に行うべきではない」などと訴えました。