ハワイマネープラン相談室~vol.9 日本へ帰国するにあたっての注意点

『ハワイマネープラン相談室 〜相続・税務・投資の最前線〜』税理のプロ、内藤 克先生のコラムがスタート!

税理士法人 アーク&パートナーズ 提供
「ハワイマネープラン相談室 〜相続・税務・投資の最前線〜 」の番組が4月よりスタートいたしました。

さらに、毎月、内藤先生が、ハワイにお住まいの皆さんが知っておくべき、お金に関する重要な情報をお届けします。
ぜひお聴きください。

※ 第9回目をお聞きになりたい方は、下の再生ボタンを押すと聞くことができます

今回のゲストには、

メディアプロデューサー

岩瀬英介さんをお迎えします。

 

「日本へ帰国するにあたっての注意点」

ハワイに移住して数十年、税金も高い、物価も高い、老後の医療費も高いという悩みを持ち、そろそろ日本に帰りたいという方も多いと聞きます。日本からすると「なぜ日本に帰りたいと思っているのか」不思議ですが、人生いろいろ。この辺をいろいろ聞いてみました。

「ハワイに移住した30年前に不動産を購入、そして近い将来日本に帰るにあたって売却する」ことを検討している場合、為替のレートを意識する必要があります。

30年前というと1ドル85円くらいですがそれが今や145円、それに加えて不動産価格も上昇していますので、日本で申告すると(帰国してから売却すると)低いドル×低い不動産価格で購入し、高いドル×高い不動産価格で売却ということでキャピタルゲインも大変なことになります。この場合は米国居住者であるうちに売却したほうが有利となります。居住用であれば夫婦合算で50万ドルの特別控除も適用できます。

すべての方にこれが当てはまるかわかりませんが為替レートが税金に与えるインパクトは大きいのです。あと2,3年してから日本へ帰国したいという方は今からタックスプランが必要となるのはこういうことなのです。