【News】海軍の燃料貯蔵施設燃料漏れ事故 連邦当局が新たに調査報告書を公表

Scathing report released detailing Navy’s handling of Red Hill fuel spill

オアフ島のレッドヒルにある海軍の燃料貯蔵施設から燃料が漏れて水道水が汚染された問題を巡って、連邦政府が14日、新たに事故の調査報告書を公表しました。

それによりますと、海軍当局が国と州が定めた法律や国防総省の方針に従わず、事故に対する準備や事故後の対応について適切な措置を講じていなかったかったなどと厳しく批判しています。

2021年11月、レッドヒルの海軍の燃料貯蔵施設から石油燃料が漏れているのが見つかり、パールハーバー周辺の水道水などに汚染が広がりました。

連邦国防省が公表した新たな調査報告書によりますと、「海軍当局は、事故を防ぐ機会が何度もあったが予防措置を怠っていたほか管理体制も不十分だった。このため6000人以上が病気を発症し、9万人以上に影響が出た」と、指摘しています。

そのうえで、海軍当局に対し、燃料貯蔵施設からの燃料取り出し作業を完了させるとともに、再発防止策を講じることが重要だとしてます。

また、同様の事故を防ぐため、ほかの海軍の燃料貯蔵施設に対しも燃料漏洩検知システムを設置し、貯蔵施設の監視体制を強化することなどを提言しています。