【News】マウイ島ラハイナの大規模な山火事調査結果を発表

去年8月8日に表しました。

それによりますと、断線した電線を再び通電させたことで火花が発生し、付近の草や木に引火したとしています。

マウイ島のラハイナ起きた大規模な山火事で亡くなった人は、102人に上ります。

ATF=アメリカ・アルコールたばこ火器爆発物取締局が山火事の出火原因などを調査・分析し、報告書をマウイ島消防当局に提出していました。

記者会見を行った消防署のブラッド・ヴェンチュラ署長は、ATFの調査結果を発表し、出火の原因について、「8月8日午前6時34分にラハイナルナ・ロードで火が出た。出火は偶発的なものだった」と、説明しました。
また、当初、8日の午前と午後、2回出火したという説が有力となっていましたたが、当局は、その可能性を排除し、実際は、出火は1回だったと結論付けました。

午前中に発生した火事は、一旦は鎮火しましたが、午後2時25分ごろ、鎮火したエリア付近の側溝で再び火が燃え上がる「rekindle event」が起きたとしています。

ベンチュラ署長は、「草木の中に、火がくすぶっているところがあり、それが激しい風に煽られて再燃し、結果、悲惨な大規模火災につながったと」と述べました。

くすぶっていた火が再び燃え上がった原因については複数の仮説があり、明確な結論は出ていないということですが、くすぶっていた所から火の粉か、火災につながる物質が風に流された可能性が最も高いとしています。