【News】キラウエア火山再び噴火 これまでのところ建物などへの脅威はない

Kilauea begins erupting again in remote area of Hawaii Volcanoes National Park

ハワイ島のキラウエア火山は15日夜、短時間の噴火が確認されたあと、16日夜から再び噴火活動が始まりました。

ハワイ島のキラウエア火山は15日夜、ナパウ・クレーター近くのイーストリフトゾーンの中央部で噴火が確認されました。

噴火は、およそ1時間後に停止しましたが、16日午後6時ごろから再び噴火が始まりました。

ハワイ火山観測所などによりますと、イーストリフトゾーンでは2つの割れ目から溶岩が90メートルほど流れ出し、付近のおよそ4エーカーが焼失したということです。

噴火が起きたのは、火山国立公園内の一般公開されていない場所で、これまでのところインフラや建物などへの直接的な被害の恐れはないということです。

一方、USGS=アメリカ地質調査所は、火山ガスの二酸化硫黄が噴出していて、国立公園西側の住宅地に到達する可能性があるとしています。

また、ハワイ火山観測所は、火山警戒レベルを「注意」から「警戒」に引き上げ、航空警報コードを「黄色」から「オレンジ色」に引き上げています。