【News】1991年のダナ・アイルランドさん性的暴行死亡事件に進展 当局が真犯人を特定!

Using DNA, authorities identify man who brutally killed Dana Ireland in 1991

1991年12月、ハワイ島で当時23歳の女性が性的暴行を受けた状態で発見され死亡した事件で、捜査当局は28日、容疑者の男を特定してDNA鑑定を行った結果、事件当時25歳で、女性が発見された場所の近くに住んでいたことが判明したと発表しました。

捜査当局によりますと、容疑者は、自宅で自殺しているのが発見されました。

事件は、発生からおよそ30年余りとなり、真相解明が進む見込みです。

1991年12月24日、ハワイ島のカポホでダナ・アイルランドさん=当時23歳が下半身裸の状態で血を流して倒れているのが発見され、病院に搬送されましたが死亡しました。

捜査当局が今月19日に容疑者の57歳の男の口腔内から採取したDNA型と、アイルランドさんの体や着衣に残された体液など、7種類のサンプルのDNA型を調べた結果、同一人物と判明したということです。

当局によりますと、男はDNAのサンプル採取から数日後、自宅で自殺しているのが見つかりました。

男の氏名などは、これまでのところ発表されていませんが、事件当時25歳で、事件現場から2マイル以内のハワイアン・パラダイスパークに住んでいたことが判明しました。

当局は、今年2月に容疑者の男を特定し、FBIと郡警察当局が監視を行うなど、裏付け捜査を進めていたということです。

この事件を巡っては、これまでに3人が逮捕・起訴されて裁判で有罪となり、このうち1人は23年間服役しましたが、裁判所は、再審で去年1月、「殺害していないことが証明された」として有罪判決を破棄し、無罪判決を言い渡しました。

もう一人も去年10月に無罪判決が言い渡されましたが、残る一人は、服役していた刑務所で死亡しました。

遺体や遺留品などから検出されたDNA型は、3人のDNA型といずれも一致しなかったということで、真犯人は、特定されないままとなっていました。

事件が進展したことを受けて、29日に公聴会が開かれる予定です。