【News】山火事と干ばつ警戒キャンペーンスタート

4 日から Wildfire and Drought Lookout campaign 山火事と干ばつ警戒キャ ンペーンが始まりました。

専門家によりますと、今年の夏は暑く乾燥し、 2023 年と同レベルの山火事リスクがあるということです。

5 月のコナ低気圧は、予期せぬ大雨をもたらしましたが、専門家は今後ハ ワイ諸島全域で深刻な干ばつになる恐れがあると予想しています。

ナショナルウエザーサービスの気象予報士デレック・ロー氏によりますと、 暑い夏がすぐそこまで来ており、それに伴い山火事の脅威も高まっています。

ハワイ州の大部分では、4 月と 5 月に平年を上回る降雨量となりまし たが、ハワイ諸島全域で雨が降ったわけではありません。

マウイ島南部と ハワイ島内陸部はすでに深刻な干ばつ状態にあり、隣接する地域は中程度 の干ばつ状態となっています。

干ばつはマウイ島とハワイ島の地域で悪化 する可能性が高く、さらに州全体に拡大する可能性があり、

特にハワイ島 の風下側が最も影響を受けやすくなります。

夏は通常、非常に暑く、乾燥し、風の強い時期になりますので、今後の予報に注意し、

火災の危険を高 める風と乾燥に注意するよう呼びかけています。

 

州森林保護官のマイク・ウォーカー氏によりますと、

夏の終わりに火災の危 険性が高まる可能性があると述べるとともに

「ハワイの山火事は KAKOU (私たち)皆が気をつけなければならないもので住宅所有者から地域住⺠、消防隊員まで、

すべての人が地域社会や森林、流域に対する火災を予 防し、リスクを軽減する役割を担っているのです」と勧告しています。

またハワイ山火事管理機構の共同事務局⻑であるエリザベス・ピケット氏 によりますと、

山火事の大半は人間の活動によって引き起こされるということで、

「火災への備えは まず家庭から始まり、草を短く刈り込み、樹木を茂 らし、

屋根の雨どいにゴミを残さないようにすることで防御空間を作りま しょう。

そして住⺠は Go Bag(避難袋)を用意し、避難訓練をしておく 必要があります」と述べています。

州土地天然資源局とハワイ山火事管理機構が協力して毎年行っているこの キャンペーンは、

8 月 8 日にマウイ島で発生した山火事のちょうど 2 ヶ月 前、2023 年 6 月に開始されました。

昨夏の山火事の惨状を受け、ハワイ全土でこれまで以上に多くの地域が

「火の用心」をするようになり、より多くの人々が火災の危険を警戒し、 予防のヒントや行動に関心を寄せています。

最新の季節見通しで、少なくとも 8 月まではハワイ諸島の風下側で山火事 が発生する可能性が「平均を上回る」と発表されています。

赤旗警報や強風注意報が出ている間は、特に注意が必要です。

ウォーカー氏は「今年の 7 月 4 日は、個人で花火をするのではなく、公共 の花火大会に参加してください。

山火事の危険から家庭と地域社会を守る ために、みんなで自分の役割を果たしましょう」と勧告しています。

 

山火事に備え、自分でできること
>> 自宅から 100 フィート以内、または境界線までの間に防御可能な空間

を確保する。
>> 自宅やラナイの横や下にある可燃物を取り除き、雨どいや屋根の落ち

葉やゴミを取り除く。
>> 焚き火やバーベキューの周囲 3 メートルの草木を取り除き、近くにシ

ャベルと水を置いておく。
>> 舗装された場所や草木が刈り払われた場所に車を停める。 >> 乾燥した草むらで花火をしない。
など。