【News】ハワイ大学でマウイ火災被災者の健康調査
Study finds alarming potential for long-term health impacts among wildfire survivors
ハワイ大学は、マウイ島の山火事によって被災した人達の⻑期的な健康にスポットをあてて調査研究しています。
調査は 1 月から 2 月にかけて行われ、ハワイ・コミュニティ・ファウンデ ーションとカイザー・パーマネンテが資金を提供しました。
この調査研究 には⻄マウイとアップカントリーから 700 人近くが参加しました。
調査の結果、参加者の半数近くが山火事後 7 ヶ月間健康診断を受けていま せんでした。
そして約 74%が心血管疾患のリスクが高まっており、最大 60%は呼吸器系の健康が損なわれ、8〜20%は腎臓の機能が低下している 可能性があるということです。
UH の医療経済学のルーベン・フアレス教授は、
「私たちの研究に来てい る多くの人々は、自分が問題を抱えていることを知らなかったのです」と いいます。
研究参加者のニキマ・グラットさんは、火災当時ラハイナに住んでいまし た。
ニキマさんは「私はランナーでした。スケートもやっていました。
以 前はよく運動していたのですが、今は以前していたような普通のことをす るのは難しい」と述べています。
メンタルヘルスについては
– 50%以上がうつ病を発症;
– 34%は自殺願望があった;
– 30%が中等度または重度の不安を抱えていたという結果がでています。
調査時点では、参加者のうち 10%だけが新しい定住地に住み、50%近く が火災で職を失っていました。
健康保険に加入していなかった人も 13% いました。
UH はこの調査を 2,000 人に拡大したいと考えていますが、
医学的検査には費用がかかるため、研究者たちは州からの資金援助を待っているところです。