【News】マウイ郡当局が山火事の瓦礫処理を巡り開発会社の20エーカーを処理場に当てる方針
Maui County rejects land donation for wildfire debris dump site, plans to take extra 15 acres from landowner
マウイ島の大規模災害で発生した瓦礫の処分場を巡り、土地開発会社の「コマ―・インべスティメント」が、マウイ郡当局に対し、セントラル・マウイのおよそ5エーカーの土地を無償提供すると発表したことについて、郡当局が申し出を断ったことが分かりました。
マウイ郡当局は、この会社の所有する20エーカーの土地について、補償を提示し公共の利益のために土地の所有権を強制的に取得する土地収用を行う方針です。
マウイ郡当局は、先週、プウネネの「セントラル・マウイ・ランドフル」に隣接する区画を瓦礫の恒久的な処分場とすると発表しましたが、処分場を確保するためには、土地の取得が必要となります。
一方、「コマ―・インべスティメント」は、セントラル・マウイのおよそ20エーカーの土地を所有していて、このうちの5エーカーを郡に無償提供すると発表しました。
「コマ―・インべスティメント」は、当初瓦礫の処理場の開発を目指していましたが、許可が承認されないことに加えて、群当局が先週、この土地について土地収用を決定したことから5エーカーの無償提供を決めたということです。
しかし、マウイ郡当局はこの申し出を断り、瓦礫を保管するためにはさらに広いスペースが必要だとして、会社の所有する20エーカーの土地を土地収用により取得する方針を示し、会社側に83万ドルを提供するとしています。