【News】州知事がトラベル・コリドーを推奨
日本を訪問中のジョシュ・グリーン州知事は政府関係者やビジネス関係者らと会談し、入国制限を緩和するいわゆる"トラベル・コリドー “を通して、日本からハワイへの入国を円滑にするための話し合いを行っています。
日本からの観光客は、パンデミック以降、観光業の回復が遅れています。
円安、燃油サーチャージ、インフレによる旅行費用の上昇などが主な要因とみられています。州ビジネス・経済開発・観光局が発表した最新の統計によると、1月の日本からハワイへの観光客数は前年同月比63.8%増の52,911人でしたが2019年と比較すると56.1%減でした。また日本の観光客の消費額は1月は7880万ドルで、昨年と比べると35.6%増ですが、2019年1月と比較すると54.5%減でした。
このように日本からの観光は完全な回復には至っておらず、関係者は日本市場が2019年の150万人以上の訪問者数の水準に回復するのは2026年になるだろうと予測しています。
グリーン氏知事は日本からの声明で、渡航の際の入国審査を緩和し、日本とハワイの絆を深めることの重要性を強調しました。"トラベル・コリドー “のコンセプトを通して、ハワイを訪れる日本人のために、より効率的で便利で安全な旅行を実現したいと述べています。
ハワイと日本間の渡航を改善するため、グリーン知事はプレクリアランス資格の取得を目指しています。プレクリアランス資格とは、日本からの訪問者がハワイや他のアメリカへ出発する前に、日本の空港でアメリカ税関・国境警備局(CBP)による入国審査と税関審査を受けることを可能にするというものです。これにより、ダニエル・K・イノウエ国際空港の混雑が緩和され、次の目的地への乗り継ぎ時間が短くても予約でき、近隣の島へ直接飛ぶこともできるようになります。またCBPの設備がない空港でも、国際線の直行便を受け入れることができるようになります。
グリーン知事は今週土曜日に日本からハワイに戻る予定です。