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【News】マウイ火災後樹木も芽吹き始める

昨年8月のマウイ島の火災で壊滅的な被害がでたラハイナで、復興が徐々に進んでいます。3月15日現在、米陸軍工兵隊によると、305軒の家屋がさら地になり、75軒以上の家屋に再建の許可が下りています。またインフラや許可をとるための郡職員と住民との会合は4月上旬に予定されています。このように被災者が再建の準備を進める一方で、自然はみずからを癒し、芽生え始めました。

ツリーカバリー・ラハイナ(Treecovery Lahaina)の創設者であるドゥエイン・スパークマンさんは、ラハイナの町中にある木に目印をつけ、その場所を示し、雨の予報が出ていないときには、火災から生き延びた木に水をやっています。

郡樹木医委員会の委員長でもあるスパークマンさんは、「ラハイナには25,000本の木がありましたが、700本から1,000本くらいしか残っていないと思います」と言い、マンゴーの木の90パーセント、モンキーポッドの木の70パーセントも焼滅したと推定しています。

スパークマンさんがツリーカバリー・ラハイナの活動を始めたのは、ラハイナの生存者たちが木々をどれほど心配しているかを聞いたからといいます。すでにマリオット・オーシャン・クラブに30本の果樹を植えており、土壌から毒素がなくなると判断されれば、より多くの果樹や原生植物をラハイナに戻すことができるようになるということです。

スパークマンさんは「我々が行った水やりや堆肥の散布に木々が反応し、自然が戻ってきたのです、普段は水がなかった場所に水も戻ってきたのです、地下の水の量を見ても驚くばかりです、 私たちが使っていないからこそ、地下水がたくさん戻ってきているのです。信じられないことです」と話しています。