【News】マカハ衝突事故に関連した警官3人解雇通達
2021年9月オアフ島マカハで、高速で追跡した末に衝突事故が発生し、それを隠蔽した疑いで起訴され、公判待ちの警官3人がホノルル警察を解雇されました。しかし3人とも署に対して苦情を申し立てており、解雇は最終決定ではないということです。
この事故は2021年9月12日早朝、ジョシュア・J・S・ナフル巡査(37)、エリック・X・K・スミス巡査(25)、ジェイク・R・T・バルトロメ巡査(35)が、マカハのビーチパークから6人が乗った乗用車を高速で追跡していたとされています。
ジョナベン・パーキンス・シナパティさんが運転する乗用車は私有地に突っ込み乗っていた何人かが車から投げ出されました。しかし警官らは救助することなく走り去ったとされています。その後、警官は911からの出動要請を受けて事故現場に戻り、到着した時、彼らは何が起こったのか知らなかったような態度をとったとされています。またシナパティさんが運転する車を追跡していた時、警官はサイレンもブルーライトも使用していませんでした。
市を相手取って民事訴訟を起こしている弁護士は、警官のナフル巡査は運転していたシナパティさんと長年確執があったと主張しています。
パーキンス・シナパティさんは脳に損傷を負い、事故後生命維持装置につながれています。もう一人、事故当時14歳だったデイトン・グーヴェイアさんは首から下が数カ月間麻痺し、医師は生涯必要とする医療サービスに約700万ドルかかると見積もっています。グーヴェイアさんは後遺症として神経損傷と首と背中の負傷、内臓機能にも問題があるということです。この事故で負傷した他の4人は、最近450万ドルで市と和解しています。4人は事故当時17才、18才、20才、21才でした。
ナフル巡査はこの衝突事故で起訴され、最高10年の懲役に処せられるB級重罪に直面しています。
公判は6月3日に行なわれます。