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【News】ザトウ鯨との距離は100ヤードを遵守

ハワイでは2月がホエールウォッチングのピークで、何千頭ものザトウ鯨がやってきます。鯨が水面からブリーチングする姿を見るチャンスがありますが、最近近づいて見ようとする人が多くなっています。

ワイコロアに長年住んでいるシャール・レヴィンさんは、コハラ海岸沖でカヤックに乗った2人のすぐそばにザトウ鯨が泳いでいる姿を撮影しました。レヴィンさんは、スタンドアップ・パドルボーダーも見かけ、「彼らはその危険性を認識していないのではないか、偶然パドルで漕ぎ出してクジラと遭遇したのならそれはそれですが、彼らは鯨との遭遇を期待して、その場所にとどまってパドルを漕いでいたのです」と述べています。そしてザトウ鯨と至近距離での遭遇を求める人が増えていることは問題だと指摘しています。

インターネットには、鯨がボートや人を打ちのめす動画があふれています。ハワイ諸島ザトウ鯨国立海洋保護区の野生生物専門家エド・ライマン氏は、連邦法ではザトウ鯨の100ヤード(91m)以内に一般の人が接近することはできません。これは鯨と人間を保護するための規則です。あなたにとっても、生き物にとっても危険です。水に飛び込む、スタンドアップパドルボードやカヤックなど、どのような方法でも100ヤード以内に近づいてはいけません」と警告しています。

尚、NOAA(海洋大気局)は、ザトウクジラへの接近やその他の違反行為を通報するためのフリーダイヤル・ホットライン(1-800-853-1964)を設けています。