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【News】ハワイの刑務所改革

刑務所に関するニュースです。

ハラバ矯正施設で最近暴行死亡事件が発生しましたが、オアフ島内の矯正施設ではこの1年間で10人以上が死亡しています。この多発する「獄中の死」について、立法議会で刑務所改革を求める声もでています。

刑務所は有罪判決を受けた犯罪者が服役する場所ですが、ホノルルのエリック・ザイツ弁護士は「刑務所に入って死ぬということはあってはならないことですが、かなりの死者が出ています」と述べています。

ハワイ矯正システム監視報告書によると、2023年にはハワイと本土の刑務所で17人の受刑者が死亡しました。死因の大半は末期疾患の高齢受刑者でしたが、殺人が2件、自殺2件、原因が公表されていないケースが4件ありました。

安全性の問題のひとつは、ハワイの刑務所が依然として人員不足であるためです。ハワイ州刑務所のトミー・ジョンソン・矯正リハビリテーション局長は、「矯正職員は1/3ほど減少しています。これは全国的に珍しいことではありませんが、今後より多くの刑務官を確保するため、採用活動を強化しています」と話しています。

年次報告書によれば、ハワイの刑務所は過密で、医療施設も不十分な上、老朽化した施設も安全上の問題に拍車をかけています。施設内で何が起こっているのか見えない場所がたくさんあるため今年は女性矯正センター、オアフ・コミュニティ矯正センター、そして近隣の島々の施設に監視カメラを設置する予定です。

ジョンソン局長は州議会議員にさらなる建設資金を要求していますが、それは現在の刑務所の一部補修ためのものであり、新たなスペースを追加するためのものではありません。

監督報告書によるとハワイ島の受刑者は、以前はハワイでの服役を希望していましたが、今では多くの受刑者がメインランドの新しく安全な施設での服役を希望しているということです。