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【News】アラスカ航空機事故の影響

FAA米連邦航空局は、飛行中にアラスカ航空のジェット機の機体の一部が落下した事故を受けて、米国の航空会社あるいは外国の航空会社が米国内で飛行するボーイング737 MAX 9の一時運航停止を命じました。

この事故は、5日(金)にオレゴン州ポートランド空港を離陸して7分後、カリフォルニア州オンタリオに向かっていたアラスカ航空の機体パネルが吹き飛んだものです。

飛行機はポートランドに引き返し無事緊急着陸することができました。

アラスカ航空の事故はハワイ便ではありませんでしたが、以前ハワイとメインランドの間を飛行したことがある機種です。アラスカ航空によると、この飛行機は10月31日に引き渡されたばかりだったということです。

ところで昨年12月に、アラスカ航空は19億ドルでハワイアン航空の買収を進めていると発表しました。アラスカ航空とハワイアンの合併は規制当局と株主の承認を条件に、12ヶ月から18ヶ月の間に完了する予定で、承認されれば、全米第5位の航空会社であるアラスカ航空は、138都市に就航する365機の航空機を保有する航空会社に成長します。

アラスカ航空のハワイ地域担当・副社長ダニエル・チュン氏は声明で、「今回の事故は、ハワイアン航空との合併という進行中の計画に影響を与えるものではありません」と述べています。

チュン氏によると、アラスカ航空は金曜日に2便、土曜日には少なくとも15便を含む複数のハワイ便をキャンセルしました。土曜日の午後4時現在、アラスカ航空はシステム全体で合計160便をキャンセルし、およそ23,000人の乗客に影響がでました。少なくとも今週半ばまでは混乱が続くと予想しています。

またハワイの航空専門家であるピーター・フォーマン氏は、この事故について「これはボーイング社から出荷されたばかりの飛行機が、工場出荷時に抱えていた問題でアラスカ航空とは何の関係もないでしょう」と、航空会社ではなく、航空機メーカーに問題があると指摘しました。