【News】哨戒機オーバンラン事故 で「有害物質は流れ出ていないと考えられる」と海軍が発表

With the Navy Plane Removed From Kaneohe Bay, Damage Assessment Is Now Underway 

オアフ島のカネオヘで、軍用機が 滑走路をオーバーランし海に着水した事故について、海軍当局は、「機体の燃料システムや油圧システムなどに損傷はなく、機体から有害物質が流れ出したとは考えていない」と、発表しました。

カネオヘの海軍の基地で先月20日、ボーイング製の哨戒機P8A「ポセイドン」が、着陸時に滑走路をオーバーランし、湾の浅瀬に着水しました。

海軍当局が機体を海から引き上げる作業を行っていましたが、3日に作業が終了し、「機体を無事回収した」と発表しました。

海兵隊のビーベン大佐は、4日記者会見を行い、「回収された機体にほとんど損傷はなかった。燃料システムや油圧システム、エンジンオイルなどは、完全に事故前の状態を保っていた」と述べ、機体から有害物質が流れ出たとは、考えていないと強調しました。

一方、国土天然資源省などによりますと、ダイバーが事故現場付近の海域でおよそ2時間にわたって調査を行い、事故の衝撃でサンゴ礁などが影響を受けたとみられる箇所を特定したということです。

当局は、環境への影響を評価するため、さらに本格的な調査を行う方針です。